TRPGをどう捉えていくか、について

akito_lightly2009-10-12

TRPGというのは非常にやっかいなものなのですけど、おおよそは図のような6つの層を意識して捉えてます。その上で、自分のTRPGを楽しく遊ぶための力(ぢから)をあれこれ考えてみたり。

ボクは日本語を母語として生きてきたので、会話/読書については基本的なところができているでしょう。テーブルゲームとして遊ぶ振る舞いについては、幼年時代に家族でゲームをやったり、小学校時代に将棋やトランプといった伝統的なゲームに触れていたので粗はあっても素地はできてると思います。

ボードゲーム・カードゲームについては、テーブルゲームとどう違うのかという点でまずは補足が必要ですが、基本的に「ゲーム参加者の全員がゲームルールに習熟している保証がない」「一回のゲーム時間が1時間を超える」というぐらいに捉えてます。将棋やチェスにリバーシ、ポーカーゲーム以外は全部でしょうか*1。そういう「ゲームのホスト役がルールの説明から始めて遊んでいく」ものは、ゲームをはじめて勝敗を決するという遊びとは、遊び方が違ってくるでしょう。

ボードゲームTRPGを遊ぶ人はあまり意識しないですけど、「ひとつのテーブルを囲んで、ゲームを介して会話を三時間続ける」というのは普通の人は滅多に経験したことないんですよ。「休日に友人宅に集まってゲーム会を開く」なんてのは、ホームパーティが身近になるまで、説明しても共感してもらえない気がします。

ボク自身は不思議と学校の昼休みや放課後に、雑談しながらゲームに興じるということが多かったので、それなりに経験をしています。社会人になってからは遊ぶ時間は減りましたけど、ボードゲームを自分で買えるようになってからは、インスト役を色々なゲームでする機会も増えて、それなりに幅広く経験しているでしょう*2

……といった土台の上に、ようやくTRPGらしい層が出てくるわけです。でも、「TRPGの遊び方」と「個別TRPGシステムの遊び方」、さらには「セッションスタイルごとの遊び方」をそれぞれ別々に切り分けて意識・整理するというのは、まだまだ未踏分野でしょう。ボクもまだ曖昧としていて、言葉にするのは躊躇します。さすがに20年ちかく遊んでいて、自分の言葉にできないというのは恥ずかしいものがあるので何とかしたいのですけど。

こういうところを見通しよく、わかりやすい言葉になってるととても幸せに感じるのですが、なかなか難しいのです*3

*1:あと麻雀もテーブルゲームですかね

*2:6ニムトなら100回ぐらいインストしたので自信があります

*3:誰かやってくれないかな