TRPG電網蝗噺
GMブログで、流行りのネットイナゴばなしをTRPG的解釈したものが書かれていて、なかなか楽しいです。
そこでなんとなく書いてみようかと思います。例によって携帯からだから書き上がるのは先でしょうが。
二つのネットイナゴ
ざっくり読み廻ってみると、どうもネットイナゴには二種いるようです。一つはサイト(ブログ)に付随する掲示板やコメント機能を使うタイプ。もう一つが直接関係しない掲示板でサイトについて言及を交換したり、ソーシャルブックマークで言及するといった外部で活動するタイプです。
両者は互いに刺激し合う関係ではありますが、区別しておきます。
ネットイナゴ的行為
蝗的な振舞いはどのようなものか。なんとなく直感に基づいた傾向を書いてみます。はずれてたりアドバイスを受けたら直しましょう。
- 短:40字に満たないこともままある
- 単:構造がシンプルで表明に終始する
- 情:感性や情念を発露させることに意義を求める
- 頑:交流を求めず折伏そうとする
- 尊:論旨によらず優位を得ているとする
…うーん、難しい。コメント欄に書くときに、理由や根拠を付しながら、理知的な対話の中で論が育つことを目指して、謙虚にコメントしようと考える人は滅多に居ないでしょう。どこかしら満たされず、どこかしらネットイナゴ的になるはずです。
認識されれば蝗になり、ブログの性能が蝗化を助長する
では、なにをもって蝗となるのでしょうか。それは蝗は対象に認識されるかどうかが分かれ目でしょう。書き手に影響を与えないのであれば、蝗とは呼ばないはずです。
そういう意味ではコメント欄に直接書き込むタイプこそが蝗予備軍主力になるわけです。ネットの片隅で掲示板やチャット、SNS、メッセンジャを介して蝗的感想を交わしただけでは、単なる井戸端会議でしかありません。それらは滅多に書き手に認識されることはないため書き手には影響を与えがたく、蝗予備軍として脆弱です。
しかし、ブログの機能によって被リンク元を表示したり、PVカウントによる異常値が認識できるようになると、外部にある蝗予備軍の巣が書き手に認識されることが増えてきました。
ツールが便利になったことで、認識率が上がり、イナゴが増えたという風に考えます。イナゴ論がはてなで盛り上がるのは「見えやすくし過ぎたら見たくないものまで見させられた」というのが、はてなで顕著だったということで、それだけツールとして良くできてたという話であろうと考えてます。
オモロスレは蝗の巣か
ようやくTRPG界隈に話を持ってくるならば「オモロスレ」を外すことは難しいでしょう。が、このエントリは。突撃の蝗的解釈とかもたのしげではありますが、長くなりすぎたので割愛。仕切直しましょう。