新しい形の考察と実例

最初に新しい形を意識したのは数年前、「なぜ月に一度もセッションできないと嘆く人の横で、毎週セッション機会に恵まれ、あまつさえ重複して断る人が居るのか」という疑念に囚われてからでした。

なぜ「新しい形」が出てくるのか。ツールの変化に加え、三十路ユーザ層の増加があげられそうです。十代後半に比べれば自由になるお金は増え、逆に時間が限られる(総計が減り予定の変動も大きい)彼/彼女らにしてみれば、カジュアルとコンベンションのどちらも難があります。そこで新しい形がとられてきているんでしょう。

ボクが知る範囲では、首都圏で五つぐらい「新しい形」の実例になりそうな"群"があるように感じています(それぞれ50人超規模)。おそらくは同じ規模の群は他にもあるでしょうし、小さなものは何倍もあちこちで活動しているんでしょう。

詳細を書くのは色々と躊躇われるのでコードを適当に振るに止めます。各群は直接の面識が浅い(無い)者同士で遊ぶことを当然として、かなりの頻度でセッションが組まれているようです。

  • 群A:システムに拠らない群.
  • 群D:特定システムを中心とした群.
  • 群N:特定システムを中心とした群.
  • 群S:システムに拠らない群.
  • 群T:システムに拠らない群.

群の成員はかなりの手練なことが多く、遊ばれるセッションはハズレが少ないと聞き及んでいます。ですから、これらの群に属し続ければ、幸せなTRPGライフが送れる確率がかなり増す…そう見ています。

群にはいくつかの機能があります。これら機能のコントロールは、特定個人がやることもあれば(専任や代表等)、一定の手続きでやることもあります。

  1. 招待(外部から人を選抜招待する)
  2. 交流(日常的に交流する)
  3. 企画(セッション企画を提案検討する)
  4. 運営(セッション企画を運営する)
  5. 解散(適宜解体や再構築を行う)