GM紹介でマスタは何を目的とするか

GM紹介で失敗した話の続き。

うにさんのGM紹介で失敗した話が発端で、これがGM紹介の目的とはに続いてます。

そう、GM紹介の最大の目的は「自分のマスタリングとフィーリングが合うPLを必要な人数集める事」だったのですね。GM紹介の目的とは

と喝破するうにさん。たしかに、最終的な目標はその通りです。しかし、それに向って直進しようとするとそこには落とし穴が待っているのです。今回はそこらへんについてのお話。

プレイヤ参加者が見る3つのポイント

プレイヤ参加者が興味を持つのは以下の3点ではないでしょうか。

  1. GMがゲーム相手として妥当か
  2. システムが遊びたい方向性と妥当か*1
  3. シナリオから推測されるセッションの展開が好みに合致するか

整理すると 人物/システム/シナリオ の三点となるかと思います。

そして、一番大事なのは言うまでもなく1番目の「一緒に遊ぶ相手として問題がないか」という点です*2

聞き手の一部しか相手にしない者は危険視されやすい

これを踏まえると、GM紹介ではマスタは「自分のマスタリングとフィーリングが合うプレイヤ」だけを聞き手として意識するのは問題でしょう。それは「それ以外の人を放置するような紹介をする」ということになり、ゲーム相手として不適当に映るリスクが高くなってしまう。

だから、大半の人が知りたがっている幹となる部分*3をおろそかにして、世界観紹介だのシナリオ自慢だのに走るのは危険なんじゃないかな。

参考:アキトはどうやってマスタを切るか

ボクがプレイヤで参加するときは以下のような思考でリスクのありそうなマスタを除外していきます。なんせ、マスタよりもプレイヤの方が忙しいですからね。

  • 言わなければいけないことを言った後にどこに残り時間を配分するかは自由
  • 言わなければいけないことを省略する人はそれだけでNG

あと、レジュメに書かれているから省略できるというのは間違いで、簡単にでも触れた方が良いでしょう。なぜなら、紹介は喋った中で完結するのが聞き手に優しいからです。もちろん、どうしても時間的に厳しいのであれば、紹介中で「レジュメのどこそこを見てください」といって説明し、なおかつ聞き手がそこを認識する時間*4をとるなどする手もありますが。

*1:既知のシステムであればGMのシステム理解が自分の理解と親和するか

*2:言い換えればイタイ人じゃないか、とか困ったちゃんでないか、などでしょうか

*3:システムの概要,シナリオの傾向,卓を選択する上での諸注意など

*4:読む時間までは要りません。どこにあるか判れば「後で隙を見て読める」と安心できることが重要