想定ユーザから外れていたら

例示

仮にある人物が男性だとして。彼がわざわざ女性用の靴を買って「これは自分に似合わない。メーカーはもっと自分に合った商品を開発するべきだ」と言っていたら、どう思うでしょうか。

あるいは、面白そうな海外ゲームが日本語で書かれていないことに文句を言う人がいたら、どう感じるでしょう。

本文

商品には想定ユーザというものが設定されていて、そこから外れている場合は買っても幸せになれないことが多いもんです。そして、自分が想定ユーザでなさそうな商品を買って、それについてあれこれ文句をいっても報われることは少ない。

自分が想定ユーザから「外されている*1」と憤りを覚えるのは、気持ちとしてはわからなくもありません。TRPGは狭く小さなジャンルだし歴史も浅いから、どうしてもジャンルとの一体感やら連帯感のようなものを抱きやすいものですから。

でも、想定ユーザから外れてるとき、ただ自分に合わないと声を荒げても何も変わらないんじゃないかしら。

自分を変えるか、工夫をするか、環境を変えるか*2……選択肢は一つじゃないはず*3

蛇足

このスタンスはベンダにとって都合が良い考えかもしれず。そういう意味では自分でも不満がある考え方なので、今後も色々と練るつもりです。

また、この小文は「愚痴を言うな(愚痴禁止)」といった内容ではありませぬ。ボクも愚痴言いまくりですし。そういう情報を拾って危険回避する人もおるわけですし、愚痴を言ってガスを抜くのは精神衛生上、とても重要でしょ。

*1:この表現も相当にアレだね

*2:自分を想定ユーザ層に入るように改造する、商品を自分に合うように改造する、ベンダのユーザ想定を自分が入るように変えさせる。後ろの方ほど難しいのは言うまでもないわけです

*3:そもそもで自分に合わない商品を買ったら捨てるという手もあるわけで