ゴールデンルールを少し読み解く(2)

まず最初にボードゲームでの話から入ります。

ボクの周囲ではボードゲームを遊んでいて、途中でルール運用がわからなくなると以下の手順を踏んでます。

  1. 付属の説明書を読む
  2. 説明書の解釈を述べる
  3. 「遊んだ事のある人」の意見を参考にしつつ「ゲームの持ち主」の採択で仮裁定する
  4. ゲームをがつがつ遊ぶ
  5. ゲーム終了後に確認作業を行う(時間が無ければ省略)
  6. 次回のルール運用を確定する
  7. 次のゲームに進む

ここで大切なのは三つ目の「仮裁定する」というところでしょう。おもむろにPCを立ち上げて公式サイトをチェックし、それが英語やドイツ語であれば翻訳エンジンを通して……とすれば「正しいルール」を調べることができるはずです。でも、そんなこといちいちやっていたら、ゲームの進行が止まってしまう。だから「仮裁定」をしてもらうんです。

ゲームを正しく遊ぶことは大事です。でもそれと同等以上にゲームを遊ぶことが大事とボクは考えます。

それに、はじめから最後まで通して遊ばないとゲームの全体像がわかりません。
全体像が見えないと、それが「詰まらないゲーム」か「良くできたゲーム」かを見極めることが難しいのです。

ボクは詰まらないゲームを正しく遊ぶために労力を使うよりも、その時間を良くできたゲームを遊ぶのに使いたい。だから「仮決定」してもらう。

これと同様に、ボクはTRPGもずっと「GMに仮決定してもらう」ことで進行をスムーズにする、というスタンスを取ってきてます。

たぶん「ゴールデンルール」もこんな感じなんじゃないかしら。