戦闘でプレイヤ同士で毎ターン時間をかけて作戦会議をする

何を楽しみたくて遊ぶのか違うことがあるの具体例をもうひとつ。

「提示される課題の解決を模索する楽しみ」な人にとって、戦闘的状況というのは課題解決の、ゲーム的側面を強調したものでしょう*1。だから、戦闘での勝利という課題の解決に向けて、折々で参加者が十分な作戦会議を行ってから戦闘をしたいと考えるでしょう。

でも、「物語中の登場人物に扮して疑似体験する楽しみ」を優先したい人にしてみれば、ゲーム内時間で10秒とか6秒、下手すれば1秒足らずの状況で行う判断について、時間をかけて相談に相談を重ねるのに違和感があるかもしれません*2

こんな風に同じ現象に対しても目的が違えば感覚が違ってくると思うのです。

*1:あるいは"格闘級模擬戦闘ゲームで勝負をする楽しみ"という別の楽しみなのかもしれませんが

*2:もちろん、負けるのが好きな人はあまりいないため、目をつぶることも多いでしょうし、プロフェッショナルであるPCたちは判断能力に優れるし極限状態での意思疎通方法についても通じているといった解釈はできます