安い二万円のルールブックと高い二千円のルールブック

周囲で起きている現象を一言でまとめると題のようになります。高いはずの本が買われ、安いはずの本が見向きもされないという奇妙な現象をどのように理解すればよいのでしょう。

これはルールを購入するときに考慮されるポイントが「面白そうか」「高いか安いか」だけではなく、実は「自分の環境で遊べそうか」も高い比重を持っているからだと考えます。

ルールブックは読みながらその世界に居る人物をイメージするだけでも楽しいものですが、やはりそれを使って友人知人と遊ぶことで楽しみが十全に発揮されるもの。余程に面白いか買い逃すと購入コストが跳ね上がる危険性が高い場合を除いて、今の環境で遊べなければ、購入にはなかなか踏み切れないというものです。

……「今の環境で遊べない」を緩和する話はまた別の機会にでも。