他者を批判するにあたって有効性を決める三要件

批判する自分と批判される相手(他人)が居るというのは当然の前提で。

  1. 相手が批判を聞き入れる能力的・精神的な余裕を持っていること (される側の要件)
  2. 相手が自分の加える批判を汲み取り現状改善を行える余力を持つこと (される側の要件)
  3. 自分が加える批判が(一部分でも)相手の行った自己批判と重複しないこと (する側の要件)

三つ目だけわかりにくいから補足すると、要するに「新しい何かを付け加えられるか」という点。批判される側にしてみれば、既出の内容を繰り返すだけなら、オウムでも良いわけなので。

以上の3点をきちんと満たしていない場合は、批判というのは有益ではなく、下手をすると自己満足に終始してしまう危険性があるんじゃないか。
あと、批判される側を萎縮させたり、モチベーションを削ったり、批判する側の無能をさらけ出したりもするか。

有能な人は「他人=別の視点の持ち主」からの声を謙虚に聞こうとする傾向があると仮定すると、自分と同格かより実力のある人物*1に批判を加える場合は、3点目に注意することが大事なのだろう、と。

うーむ。ついつい嘴を挟みがちなんで、自戒せんとな。

*1:ボクなんぞは若輩者ゆえにほぼ全ての人、と言っても過言ではないわけだが