最近のプレイヤは昔のサブマスに近づいている説
急に気付いたのだけどを読んでいて、「多分私はシナリオライターとゲームマスターの間に機能的な差異を求めていて、一方でゲームマスターとプレイヤーは近しいものと認識している」という記述がありました。なるほど、ゲームマスタがシナリオ作者と混同されているのが実情かもしれませんが、これは歓迎していません。
前世紀のTRPGでは、とかくゲームマスタに過大な負担を負わせがちなところがありました。でも、負担はもうすこし平坦にできたほうが良い。だから、シナリオ作成とシナリオ調整のうち、作成の方はシナリオ制作者に渡してしまえれば良いと考えるのでした*1。
プレイヤとマスタの壁も、表題の「プレイヤのサブマス化」によって薄く低くなってきてる気がします*2。
PL番号システム
「PC番号システム」という素晴らしい概念が到来してから随分たちます。そこで次は「PL番号システム」じゃないかと思うのですよね。たとえば「初心者TRPG勧誘企画」であれば以下のようなPL番号ハンドアウトを配る時代がいつか来るのではないか、と。
- PL(1):初心者/ゲスト・前提条件:初心者
- PL(2):コーディネイター
- 君はPL(2)に依頼されたセッションコーディネイタだ。セッションのメンバーを揃えたり、会場や備品、その他色々な点についてのとりまとめを行い、これからセッションに臨む。すでに峠は過ぎているが、不測の事態がおきたり、GMの気がまわらない点をフォローして欲しい。
- PL(3):ムードメーカー
- 君は親しい友人であるPL(1)がTRPGに興味があるということを聞きつけてセッティングをした張本人だ。セッションのムードが暗澹たるものにならないよう、他のPLたちにそっと指示を出しつつ、セッションを楽しいものに仕立て上げなければならない。
- PL(4):頼りになるお兄さん/お姉さん
- 君はルール面とセッション進行面でのサポートのために雇われた古強者だ。初心者が躓きそうなルール的に重たい部分を人知れずフォローしたり、押し付けにならない程度のアドバイスを出したりするのが使命だ。くれぐれも正解を告げてそれ以外を認めないような狭量な態度をとってはならない。
- GM:初心者対応完備のゲームマスタ
この中でPL(1)は前提条件がとても厳しいので無理だけど、PL(2)から(4)、GMは担当できるかな……どうだろう。