都内で女性限定サークルは難しい
質問依頼:都内で女性限定サークルってあるのでしょうか?というのを読んで、ざっくりと考えてみました。
都内に限らない話ではあるけれど「女性限定サークル」というのは想像するよりも、難しいと考えます。というのも、女性限定という制限が故に、上手な男性ゲーマーとの接点を失うデメリットを含んでしまうためです。尚、何をもって上手い下手を判断するかについては、ここではおきます。
女性限定サークルのメリットは「下手な男性ゲーマ」と卓を同じくしてしまう危険性を減らせることと、「女性に共有されやすい話題を楽しめる環境が得られる」ということにあります。しかし、ここで「下手な女性ゲーマと、上手な男性ゲーマのどちらと遊びたいか」という難しい問題が出てきます。これは個々人の置かれている環境や価値観によるものなので、正解というものが無い『問い』です。たとえば、周囲に「上手な男性ゲーマ」が少ないか、「上手な女性ゲーマ」がたくさんいる場合は、女性限定にした方が正しそうです*1
というわけで、意外と女性限定サークルというのは難しいものです。が、女性ゲーマ同士のゆるやかな交流を持つということであれば難しいことはないかと思います*2。
以下、おまけの詭弁です。
今回は2行2列のマトリクスとしましたけど、これは横には分割できませんが、縦をいくらでも分割することができます。すると、縦の差が広がる一方で、横にはこれ以上進まなくなるので、どこかで「超々…々上手い男性ゲーマ」の魅力によって崩壊してしまいます*3。
中高生の頃にFEARゲーがあったら
中高生の頃にFEARゲーがあったら、なんてふと考えたりすることがあります。
遊ぶ時間はあった。でも教室を追い出される時間はシビアで、セッションの長さは準備を含めても3時間とちょっとしかなかった。時間の読みにくいリドルよりも、ダンジョンや戦闘に重点をおきがちでした。
遊ぶ時間はあった。でも週に何回もGMをやろうとすると、複雑なシナリオとかそうそうやってる暇はなかった。映画よりも時代劇や特撮、アニメといった紋切り型なドラマを参考に、量産してとにかく遊んだ。
遊ぶ時間はあった。でもお小遣いでは公共施設も借りるのは大変で、コンベンションなんて参加するのは難しく、仮に参加しても終わった後の食事なんてもってのほかだった。
時間はあったし、とにかく遊びたかった。友達と放課後にわいわい遊ぶというのが楽しかった。難しいこととか高尚なことは考えず、粗削りでも構わず、とにかく遊んだ。
あの頃に欲しかったものが今はあるのかなと思います。今のボクは使わないものもあるけど、あのときにあれば大いに役立てたでしょう。
……なんて感傷を抱くのは。何かしら心境の変化があったのかもしれません。年寄りになっただけかもしれませんが。
レイアウトを考える前に
TRPGのルールブックにおけるレイアウトを語るにあたって、いくつか検討しておかないと面倒な前提的な考えがいるんじゃないかな、と思うのです。例えば以下の3点。
- TRPGのルールブックが成立している環境は、一般書籍と比べてかなり特殊である
- TRPGのルールブックが持つ情報量は10年前の数倍になっている
- TRPGルールブックのレイアウトはルールデザイナ(著者)が主導で行っていない
こういった仮説が成立するなら、よくある議論について「汎用的なDTP論では過不足がある」「過去の方が読み易かったのは情報が少なかったからという側面が強い」「あのデザイナの作品はレイアウトが良くないという言い方はできない」といった形で、議論そのものが崩れる可能性が出てくるんじゃないかなと思うのです。
まずはこういった前提の整理、TRPGルールブックとはどのようなものなのかという、非常に当たり前のようで実はあんまり語られていないところを見るところから始めてみましょう。
ルールブックレイアウト論
なんでも最近はルールブックのレイアウトが話題とか。読みやすいルールブックへの提案から5年以上経ってますし、DTPも進化した気がします。また何か調べてみようかしらん。