湯豆腐を作ろうしたら鍋になった

  • 寒いので湯豆腐を食べようと準備をしていた
  • 喉の調子が良くないので葱も入れてしまえと考えた
  • だったら大根と舞茸も入れてしまえと考えた

というわけで、気がつくと鍋。

大根を沈めた鍋ににぼしの頭と内臓をとってお茶パックに入れ、粉末出汁と共に投入。葱を足してしばらく煮た後に、豆腐と茸を半分入れる。

小さな陶器に小さく刻んだ葱とダシ、醤油を入れて土鍋の中央にどぼんと設置。陶器ごと熱して葱の甘味を醤油に溶け込ませるという算段なのだ。

適当に煮えたところで移動。大根や葱は十分煮えていなかったようなので、豆腐と茸を中心に食す。淡白ながら滋味に富み、実に良い具合である。豆腐がなくなった時点で台所に移動して残り半分を投入。中央の陶器も随分寂しくなっていたので、刻み葱を追加。ついでににぼしもいくらか入れてしまおう。

弱火で味を染み込ませる間、しばし冷蔵庫から肴を出してつまむ。

再び湯豆腐というか鍋。大根や葱も煮あがり、豆腐ともども葱醤油タレで食べると実に美味である。

締めは冷や飯と卵を加えての雑炊。準備にさほど時間をとられない割に、実に幸せな夕餉でありました。