メアリー・スー(Mary-Sue)

ふとしたことから、MARY SUE FAQ | メアリー・スーに関するよくある質問集を読む。海外の二次創作分野におけるコラムを翻訳したもののようだ。

どうもMary-Sueとは願望充足のために「自分の分身であるキャラクタ」を「格段の力を持っている特別な存在」に強引に仕立て上げてしまおうとする方向性のことを指すようである。

尚、Mary Sueテストというものもある。こちらはキャラクタが持つ物語内の行動によらない所与の立ち位置での特異性*1、世界におけるキャラクタの占める大きさ*2、そして作者とキャラクタの類似性*3によって、その物語/キャラクタのMary-Sue度を評価しているもののようだ。

*1:生まれや外見など

*2:キャラが勇者であるために崩壊する世界、キャラに与えられた特権的な力など

*3:名前の類似など

コードネーム:数え役満

Mary-Sueの定義を読んでいて、いくつかのあまり心地良くない記憶が鮮明に蘇ってきた。
その記憶というのは、"数え役満"というインデックスで整理されたものだ*1。要約すると、PCがNPCを交渉する場面において、とあるプレイヤから発せられた以下の一続きの言葉に集約される。

  • ボクの
  • ○○ちゃんが
  • 熱い台詞を言ったのだから
  • NPCたちは感動して
  • ○○ちゃんの言いなりになって
  • 当たり前だよね

聞いた瞬間、感動さえ覚えた印象的な台詞です。ちなみに、これでもボクは交渉に際してのプレイヤのロールプレイ/台詞を評価するマスタリングスタイルを基本としてるので誤解なきよう。

*1:数え役満とは麻雀のローカルルールで、一定以上のコンボを満たした場合に生じるボーナスのことを指す用語

コンベンションでの卓分け速度

先日コンベンションの卓分けを担当した際の時間記録を書いときます。

第三希望までを調査票に記入する形式、8卓40名強、作業スタッフ3名という条件で8分を切りました。目標5分だったものの実現ならず残念です。調査票を出しそびれた人が居たため、少しだけタイムロスがあったとはいえ、今の処理手順では6分が限度かも。

今回の卓分けにおいてはバグが発生したものの、改善策を示したので次回以降は沈静化できると考えてます。

やりたくなるリプレイ

じゃんくな日々というダイアリのリプレイいろいろGF9-4といったエントリを読んでいて「やりたくなるリプレイ」という言葉を見つける。どうやら「面白いリプレイ」と対置されてるものの様子。そして、これは実に良い言葉だな、と感心する。

一昔前に書いた「リプレイ雑考」では、"プレイの参考になる"という形でまとめたけど、言葉としてはこっちの方が好みだな。